蒼さが変わろうと結び始めた

indigo la End 「蒼糸」を聞いたことはあるだろうか。

indigo la Endとは川谷絵音率いるバンド、その表す世界観は川谷絵音そのものであり、彼の人間性が垣間見る一方、その複雑な世界観で理解出来がたい曲も多々ある。

 

そんなindigoが表現する曲のひとつ、それが「蒼糸」

曲の簡単な概要を言えば、失恋ソングの1つだ。

自分を変えてもらった「あなた」はもういないけど、あなたとのことは「糸が吉に絡みつき、結した」と表現。この曲の歌詞の至る所に川谷絵音の言葉遊びが存在する。

 

そして1つ問い掛けたい。この曲に共感性を抱くことができるのか、ということ。

どの曲であっても、川谷絵音にはなり得ないのだからあくまで「共感性」だ。共感ではない。

 

自分からは何も出来ないのに、相手に与えてもらってばかりの経験、情けなさを感じたことはあるか?

後悔と寂しさ、悲しさを重ねた結果、出会えたと感じられた経験はあるのか?

ふと思い出した時に浮かんでしまう相手はいるのか?

 

恋愛だけではなく、人間はどんなことであっても後悔を重ねてしまうと思う。

「あーしとけば良かった。」そうやって今を正当化するために言葉を吐き続ける。だけど、それも今後先を進むための作業。弱さを認め吐き続けるが、結局は先に進むしか他ない。

で、忘れてはいけないのが「今の自分が存在するのは過去があったから」「過去があったから今を懸命に生きることができる。」「今と向き合うことができるのは過去があるから」「過去も未来も現在も関係ない、全てが平行して結するまで存在する」これらが共に背負わなければならない事象なのである。

 

ただ今の私は、自分の不快なさ、弱さ、悲しさ、寂しさ、残酷さ、甘さ、過信、全ての弱者の言葉が似合う人間である。

ただそんな人間でも与え、側にいて、後押ししてくれる人がいる。それを忘れずに勇気を保ち続けること。これを失ってはいけない。

 

青いだけの私が「今」変わる瞬間になろうとしている、そのために今出会った。

進まなければいけない、向き合わなければならない。

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