醤油は薄めたら薄くなるのは当たり前

第5回 独特な人 前夜祭

 

丸の内のベンチに腰掛けながら、ハイボール片手に本日の前夜祭の余韻に浸る自分に酔いつつ、飾りげのない言葉で今日のことを振り返りたい。

 

今回の「独特な人」

この舞台が台本と言いつつも川谷自身の思いもスパイスとして存在はしていると思うからこそ、曲とは違う観点で「川谷絵音」という人物を測れる機会、それがこの「独特な人」。

前夜祭は過去のものを振り返る映像部分と、川谷絵音トークショー(捻くれ者な部分満載)の2部構成のようになっていたが、思うことは、川谷絵音は新しい局面を見ているということ。

それこそ「まるで幸せ」の部分であったり、川谷絵音が前を向くような言葉を発する機会が今回だけではなく、「春は溶けて」を作成した意図の部分でも話していたように、下を向き、言ってしまえばネガティブな面ではなく、違う前に進むアプローチをしていると私自身感じているが、それが良く感じることができた、今回の言葉を借りるとしたら「川谷絵音は変わりつつある」ということを感じた。

ただしかし、川谷絵音がひねくれていて、まぁいわゆる「めんどくさい人間」であるのは変わりないとは思う(今回の焼き鳥屋のエピソード然り)。

その部分がありつつも川谷絵音の新しさを感じられるのは、あの人が歩んできたものと、感じてきたものが次第に彼自身の中で咀嚼され、吸収され、川谷絵音という人物の一部になったということなんだと思う。

 

という感じで、前夜祭なので言葉を綴るのはここまでにしたいと思う。

川谷絵音はやっぱり好きだ。

これは音楽面だけではなく、我々に魅せてくる「川谷絵音」という人物像においても、だ。

 

 

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