Laura day romance ONEMAN LIVE SWEET VERTIGO 2023
初めて音楽に対して自我を持って接し始めたのは中3の頃だと思う。
それから7年半たった今、あの頃と比較できないほど多くの音楽に触れてきて、どんな音楽が自分は好きなのか、理解出来てきたと思う。でもあの出会いは、
衝撃だった。
Laura day romanceというバンド
個人的には、Laura day romanceという音楽と評したい。それほどに彼らの音楽は私にとって特異的で、衝撃的で、新鮮で、、そして好きだった。
出会いは良くあるやつだ。私がここ7年愛してやまない川谷絵音氏がInstagramのストーリーに勧めていた。当時の私は付き合っていた彼女と別れるかどうかで悩んでおり、複雑な脳内を整理したいと思い、ふとストーリーに流れてきたLaura day romance が気になり、Spotifyを開き、1番上にあった曲を聞いてみた。
それが「Sad number」だった。
テンポは遅い訳ではなく、でもポップ過ぎる訳でもない。ギターの流れるような優しいメロディーと、歌声の優しい、透明、いや違う、煙のような繊細さで、色として評するのが難しいほどの透った色のした声、全てが私を包み込んだ。その瞬間「あ、、、」と全てを察した。「出会った」のであった。
私とローラの出会いはこの辺にして、本日の
〜SWEET VERTIGO 2023〜
について私の限界ある語彙をできるだけ活用し、思いの丈を綴りたい。
全曲に触れたいが、私には音楽的観点からの感想が述べられない。だから全体にフォーカスした感想としたい。ただの逃げ、だ。悔しい。
まず、私はローラに出会って半年の新参者で、今回初の生Laura day romanceだった。
衝撃だった。
音源より見劣りするバンド、という言葉はよく耳にする。そんな言葉演者たちに礼儀もなにもないじゃないかと私は思うが、そんな言葉なんて出なかった。いや、浮かんだ言葉は
完璧すぎるだろ。だった。
全体のバランス、特にLaura day romanceの構成は最大で今回のライブだとギター×3 ベース ドラム キーボード タンバリンだった。
この複雑な構成から作り出す音楽をバランスよく、生音で作り出すことは容易なことではないことは素人でもなんとなく分かる。
ただ、私が感じた音楽は「完璧」この2文字が評する絶対的音楽だった。
そして、ボーカル井上花月の圧倒的歌。
いや花月さんの歌声本当に大好きなんだよな、なんだよ、あの声、歌声、で特に着目したいのが、一言一言の発音の仕方。
細かく子音と母音の発音が私は好きだ。そして、繊細な歌声のコントロール。個人的に全曲圧倒的に凄かった。あの複雑な楽曲をこれほどに生で歌い上げるのか、、、、、、
あともう1つ、鈴木迅のギター。
これだ、そう、今日生で聞いて「まじか」と驚いたのが迅さんのギターだった。
1曲目「灯火管制の夜」のギターソロ
細かい、繊細、緻密、このような言葉が合うと感じる緻密なギター。
流れるがまま、メロディーに乗るがまま、いや、逆か、ギターに流されるがままに美しい旋律を奏でていく。作り上げていく。そして、渦巻く音は、全ての音と重なり合い、Laura day romanceという唯一無二の音を作り出していた。
あっという間だった。
アンコールの際のMCで川島さんが「第1章の終わりだと感じたと友人に言われた」「人生に寄り添うような音楽を作っていきたい」と仰っていた。
私にとってもう既にこれから先も聞き続けるだろう、これから先の四季、情景に重ねて感性を刺激させてくれる音楽であるだろう、もうこう考えていた。
だからこそ、彼らにはもうあなた方の音楽は誰かの人生を鮮やかにする音楽なんだと1人のファンとして大きな声で伝えたい。
そして、まだ知って浅いファンだが、これから先、明るく大きな道が広がるLaura day romanceの第1章の終焉、そして新章の始まりに居合わせることが出来たこと、第1章の間に出会えたこと、大変嬉しく思う。
この音楽の行先と、私のこれからを重ねて、Laura day romanceの鮮やかな世界の一部を少し、私のものにしていきたい。
セトリ、抜粋するならwlnona rider ウィノナライダーからのwaltz ワルツ
ずっと憧れていたあの曲の流れ、生で感じられて幸せだった。
Laura day romanceと共にある人生に幸あれ。