混ぜたらピンクとか皮肉でしかない

indigo la End 「チューリップ」

 

この曲は、難しい。

それはこの曲が出た時に重なるような事があったからなのか、この曲が持つ力によるものなのか

分からない。

 

ただ、チューリップという1つの固有名詞からここまで世界観を広げさせられるのは圧巻の一言である。

 

この曲で挙げられることに、チューリップの色による花言葉の違いがある。

 

赤を白に染めるように誤魔化して気持ちを正当化しようとする。

 

ただ、それは誤魔化しきれないものであり、

赤と白を混ぜた色はピンクになる。

ピンクは皮肉にもプラスな意味合いな色であるイメージがある。

失う時にピンクになる。

それは、あの時は良かったなとか振り返った時の淡い気持ちが湧き出てしまう感覚と重なるのかもしれない。

どうにもできない、気持ちの浮かび合い。

 

「間」

その間にある、中間的なもの

白黒させようとしてもできないものに溢れる世界の中で、上手くいかせるためにはその「間」を見出すことが重要であったりする。

ただ、赤と白の中間色は、白というゼロと背中合わせの苦しいものである。

 

曖昧で分からないことばかりの、中間

 

染まりきった時にはもう終わってしまうもの。

混じり合えないから。

 

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