堅忍

indigo la End 「夜光虫」

 

時に、夜、抑えきれない気持ちに押し潰されかけることはあるだろう。

誰にも言えず、告げられず、ただ胸が苦しむだけ

どこにも答えもなく、ただ光の指すまでの永遠に近い時間を流すだけ。

息をすることすら苦しい。自暴自棄になり、ただ自分という存在が「恥」でしかなくなる。

 

なぜ夜は人をそこまで魅力的にさせるのだろうか。ここまで底に沈んでいく人間ほど魅力的で、愚かで、他者から見たら失笑されるであろう姿を魅せるほどに。

 

それは1日を懸命に生きた証なのかもしれない。

一日の終わり、疲れも何もかもが溜まりに溜まり、そこから引き出される人間の性。

 

この夜の時間に生まれる感情や思いに正直、正当性は欠けていると思う。衝動的な私情。

 

ただ見逃すのは違う。

そこに本質も眠ってるから。

 

息をすれば二酸化炭素を排出する。

からしたら有毒。

ただ見方を変えたら違う。

物事とはそういうものだと思う。

 

夜には逃げられない。

暗闇は全てをさらけ出す。眩しくて隠せる朝とは違い、

 

そんな今日にも夜が来る。f:id:monogriri:20220611082639j:image