indigo la End 「染まるまで」
最近、自分を投影できるような恋愛をモチーフにした作品が多いと思う。個人的には凄く良いと思う作品もあるが、その風潮に飽き飽きしてしまっている私もいる。いや、美化するなよ。と
それぞれの人間がどう捉えるかなんて私には何も関係ないが、それを堂々とアピールすることが何か突っかかる所がある。それはここでヒソヒソと自分の感情を記す私にも言えることだからそこまで強くはいえないが。
まぁ言語化して自分の感情、思いを整理することは大切であるとは思うから、突っかかるのならそこまで首を突っ込まないことが大切か、前置きはここくらいにしておこう。
どこまで恋愛において染まったことがあるか。
恋愛を通じてその相手の「色」に染まりたいと思うのは、相手のファーストになりたい、特別でありたいと思う本能的な部分であると思う。
だからそれは不自然なことでなく、当たり前で大切なことであると思う。
だが、問題なのは離れた時である。
染まりきった自分を新しいまっさらな状態にできるのか、
無理だろう。ってかできないだろう。
簡単に落ちるような色であったなら、それは真摯に向き合えなかったと思うべきだし、まっさらになれないことに悩むことはないと思う。
それはその恋愛に対していかに向き合っていたことの証明になるのだから。
その紛れもない事実があるからこそ、今の存在があって、今を生きられるのはそれがあったから。
背負うとは言わない、だが目を背けるなとは言う
そのシミは唯一無二であり、生きた証。
大切にしたきゃ大切にすればいい、
決めるのも自分次第。勝手にすればいい。