全部良くても美しくない

indigo la End 「想いきり」

 

恋愛に対してどのような感情を抱いてきただろうか?

相手に対する淡い甘い尊い感情。これは誰しも恋すれば抱く感情だと思う。

ただ、その甘ったるい感情が増える一方でマイナスな感情も大きくなることも感じたことがあると思う。

まぁいわゆる、嫉妬とかヤキモチとかその類の感情だ。

 

ある程度のライン、ある程度の距離感があればそこまでこれらの負の感情は抱くことは少ないと思うが、そこが近くなればなるほど関係を左右する力を持つ感情は大きくなると思う。

 

なんで負の感情は生まれるのだろうか。

 

良い感情しか生まれなければただの幸せしか噛み締めることの無い恋愛ができると思わないか?

ただしかし、その感情だけで良いのだろうか。

 

苦味があるからこそ甘いが引き立つ。

これは誰しもイメージがしやすい例えだと思う。

これと同じ。

苦しさがあるからこそ幸せを噛み締めるわけで、苦しさが分からなければ、その幸せの尊さ、貴重さ、に気づくことなくただぼーっと生きていくだけ、それだけではつまらないと思わないか?

 

この「想いきり」に対してどう情景を重ねて思うのか、それは人それぞれだと思うが、私はこの曲にその「恋愛の苦さと甘さ」を評した曲だと思う。

 

そう考えながら曲を聞けば、新しい局面が見れるのではないか、と思う。

ライブの定番曲な訳だし。

 

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